こんにちは。Kayaです。
近年、SNSなどでは年の差婚に対してネガティブな意見が目立つようになりました。

気持ち悪い
親子にしか見えない
お金目当て以外ありえない
といった声も少なくありません。
実際、年の差婚は今でも全体の1割程度と、決して一般的とは言えず、世間の目も厳しいと感じることがあります。
とはいえ、年の差婚をしている人の多くは、「年齢が離れているから選んだ」というより、「好きになった人とたまたま年が離れていた」ケースがほとんどではないでしょうか。
私自身も13歳年上の夫と結婚しましたが、年齢よりも人柄や相性を重視した結果、たまたま年齢差があったというだけでした。
世間ではまだまだネガティブな声が多い年の差婚ですが、

年の離れた人も視野に入れて婚活したい
今付き合っている人と年が離れていて将来が不安
という方も少なくないと思います。
そこで今回は、13歳年上の夫と結婚して現在10年目になる私が、実際に感じた年の差婚のメリット・デメリットを、リアルな視点でお伝えします。
年の差婚を前向きに考えている方や、今の交際に悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
年の差婚って実際どうなの?

私が結婚したのは35歳のとき。相手は13歳年上の48歳で、現在は結婚して約10年になります。
おかげさまで今も穏やかに、幸せな日々を過ごしています。
「年の差婚って実際どうなの?」と聞かれることもよくありますが、正直に言えば「愛があれば年の差なんて関係ない!」とは簡単に言い切れません。
たしかに気持ちが通じ合えば、年齢なんて関係ないようにも思えます。
でも現実的には、同世代の夫婦なら起こらなかったであろう出来事に直面することもあります。
だからといって、私は年の差婚を後悔したことは一度もありません。
それでも、「年の差婚はいいよ!おすすめ!」と軽々しく言えるかというと…それも違うと思っています。
年が離れている分、どうしても一緒に過ごせる時間は限られます。
将来的に自分だけが残されるかもしれない——そんな不安がよぎる日もあります。
でも、それでもこの人と一緒に生きていきたいと思えたからこそ、結婚を決めました。
年齢差があるからこそのリスクやデメリットを理解した上で、「それでもいい」と思えるかどうか。
そこが、年の差婚を決断する上でいちばん大事なことだと感じています。
このあとは、私自身の経験をもとに、年の差婚のメリットとデメリットを超現実的な視点でご紹介していきます。
年の差婚のメリット

ネガティブな見方の多い年の差婚ですが、ここでは私が実際に感じているメリットをご紹介します。
それがこちら↓
ではこのメリットについて詳しく解説していきます。
喧嘩になりにくく穏やかな関係が築ける
「年の差婚だと喧嘩が少ない」とよく言われますが、実際に私もその通りだと感じています。
もちろん、よくある理由としては「男性側が年上で包容力があるから」といった点が挙げられますが、それだけではありません。
年齢差があることで、「価値観が違って当たり前」という前提が自然とお互いにできているからこそ、そもそも衝突の土台が少ないのです。
価値観を無理に合わせようとするのではなく、「違う部分もあるけれど、どう折り合いをつけていこうか」と話し合い、受け入れ合う姿勢が日常的に身につきやすくなります。
その結果、些細なズレがあっても大きな喧嘩に発展しにくく、全体として穏やかな関係を築きやすくなるのが、年の差婚の大きな魅力のひとつです。
相手に経済力がある
年の離れた男性と結婚する場合、同年代や年下の男性と比べて、経済的に安定していることが多いです。
結婚において、経済的な安心感はやはり大きなポイントになります。
もちろん、今は女性も自立して働き、キャリアを築く時代ですし、私自身も経済的には自立しています。
ただ、結婚後に妊娠・出産・育児などで、一時的に仕事をセーブしたり働き方を見直す可能性を考えると、夫にある程度の経済力があることは、大きな安心材料になります。
その点、年上の男性は既にキャリアを積み、収入が安定していることが多く、貯蓄があるケースも珍しくありません。
「経済面での土台がしっかりしている」という安心感は、年の差婚ならではのメリットといえるでしょう。
愛情だけでは乗り越えられないお金の問題は、結婚生活における大きなストレス要因にもなりかねません。
だからこそ、経済的な不安が少ないというのは、日々の暮らしの中で確かな安心感をもたらしてくれます。
経験や知識が豊富で頼りになる
年上のパートナーと結婚する大きなメリットのひとつは、やはりその「経験値の豊富さ」です。
年齢を重ねている分、人生経験や知識の幅が広く、会話の引き出しもとても多いので、一緒にいるだけで自分の世界が自然と広がっていきます。
ふとした雑談の中から学びがあったり、「そんな考え方もあるんだ」と驚かされることも少なくありません。
また、長く社会で経験を積んでいるからこそ、トラブルや想定外の出来事に対しても冷静に対応してくれる場面が多く、その落ち着きは精神的な安心感につながります。
「何かあってもこの人がいれば大丈夫」と思える存在がそばにいることは、日々の暮らしの中で大きな支えになります。
さらに、自分が悩んだりつまずいたりしたときにも、過去の実体験を踏まえたアドバイスや視点を与えてくれるのも心強いポイントです。
たとえば仕事の転機や人間関係のもやもやなど、自分だけではなかなか答えが出せないような時にも、「そういう時期もあるよ」「昔こんなことがあってね」と、具体的なエピソードを交えながら、前向きな言葉をかけてくれます。
日常生活の中でリードしてもらいたい、甘えたいと感じる人にとって、こうした包容力のある年上の存在はとても魅力的です。
「少し先を歩いている人がそばにいてくれる」という安心感は、年の差婚だからこそ得られる特別なメリットだと感じています。
価値観が違うからこそ新しい視点をもらえる
年の差があることで育った時代背景や考え方に違いがあるのは当然ですが、これはデメリットばかりではありません。
むしろ、自分では当たり前だと思っていた価値観に「それってこう考えることもできるんだ」と気づかされる場面がたくさんあります。
たとえば、私は何事にもスピードや効率を求めがちですが、夫は「じっくり考えてからでも遅くないよ」と言ってくれるタイプ。
最初はテンポの違いに戸惑いましたが、今ではその姿勢に学ぶことも多く、物事の見方が柔らかくなったと感じています。
違いがあるからこそ、お互いに補い合えたり、新しい価値観に触れられることが、年の差婚の深い魅力なのではないでしょうか。
年の差婚のデメリット

年の差婚というとメリットよりもデメリットの方が多いイメージですが、確かにその通りです。
世間で言われているデメリットも含め、実際どうなの?という部分にも切り込んでいきますので、参考にしてみて下さい。
私が実際に感じた年の差婚のデメリットがこちら↓
ではこのデメリットについて詳しく解説していきます。
価値観の違いによるすれ違い
年の差婚でよく話題に上がるのが、「価値観の違いによるすれ違い」です。
先述した通り、価値観の違いは良い方向に活用することも出来ますが、裏を返せばデメリットにもなります。
年齢が離れていれば当然、生まれ育った時代背景も違い、価値観に差が出るのは避けられません。
実際に私も、夫との価値観の違いを感じた場面はいくつもありました。
特に顕著だったのが金銭感覚です。
夫はバブルを経験した世代、私はいわゆる就職氷河期世代。
夫はお金に対して楽観的なところがあり、「使う時は使う」というスタンス。
一方で私は、無駄遣いはなるべく避けたい堅実派。
そのため、結婚当初は夫の金銭感覚に驚かされることも多く、「そんなところにお金使うの?」と意見が対立する場面もたびたびありました。
ただ、価値観が違うことは前提として受け入れていたので、その都度しっかり話し合いを重ねることができました。
そして少しずつ、お互いが歩み寄ることで感覚のギャップも埋まっていき、今では大きなストレスを感じることはほとんどありません。
年齢差があるからこそ、「価値観が違って当然」というスタンスで向き合えるのは、ある意味でプラスにもなります。
ただし、そういった違いをそのまま放置すると、溝が深まってしまう可能性もあるため、日々のすり合わせや対話がとても大切です。
ライフイベントがズレやすい
年の差婚では、人生の大きなイベントのタイミングがずれやすいことがよくあります。
例えば、キャリアの節目や転職、住まいの購入や引っ越し、趣味やライフスタイルの変化などです。
私の場合もそうでしたが、夫は既に仕事での役職が安定している年齢だったのに対し、私はまだキャリアアップを目指して新しい挑戦を始めたい時期でした。
このため、将来の仕事のスケジュールや生活スタイルのすり合わせに時間がかかりました。
また、生活リズムや体力面でも差が出やすいです。
例えば休日の過ごし方や健康管理に対する考え方が違い、疲れやすさや趣味の楽しみ方に差があることもあります。
こうした日常のズレが積み重なると、すれ違いの原因になることも少なくありません。
このようなズレを事前に減らすために、結婚前にお互いの「ライフ年表」を一緒に作ってみることをおすすめします。
未来の仕事や住まい、生活スタイルの希望を書き出し、すり合わせることで、お互いの価値観やタイミングを共有できます。
話し合うことで理解が深まり、将来の計画に対する不安や誤解を減らすこともできます。
年齢差がある分、こうした丁寧なコミュニケーションは特に重要になります。
お互いの違いを認め合いながら、より良い未来を描くための準備として役立ててみてください。
子供に関する不安やタイミングの難しさ
年の差婚では、子どもに関する問題が特に気になるポイントの一つです。
男女ともに年齢を重ねるごとに妊娠や出産の難易度は高くなっていきますが、これは女性だけの問題ではありません。
男性も年齢が上がると体力や性欲が若いころと比べて変化し、妊娠の確率に影響が出ることがあります。
そのため、たとえお互いに子どもを望んでいても、自然に授かる確率が年齢差のある夫婦では低くなってしまうケースが多いのです。
また、子どもが生まれたとしても、夫の年齢が高い場合、子どもが社会人として自立する前に夫の定年や健康面の問題が訪れる可能性も考慮しなければなりません。
これは子育て期間や家族のライフプランに大きな影響を与えるため、将来を見据えた現実的な話し合いが必要になります。
もし子どもを強く望むなら、日々の健康管理や体力づくりはもちろん、専門医への相談や適切なタイミングでの対策も検討するとよいでしょう。
年齢差があることで生じるこうした子育てに関する不安や課題は、結婚前にお互いがしっかり話し合い、理解を深めておくことが大切です。
将来の介護リスクが早めに現実に
年の差婚で夫が年上の場合、将来的に夫自身の介護問題だけでなく、夫の両親の介護問題に早い段階で直面する可能性が高くなります。
夫の両親が高齢であれば、自宅での介護や施設の利用など、直接的に関わることが避けられません。
介護にかかる時間や費用、精神的な負担は決して小さくなく、夫婦で協力して対応していく必要があります。
また、将来的には夫自身の健康状態が変わり介護が必要になる可能性も考慮しなければなりません。
年齢差があるため、その時期が同年代の夫婦よりも早まるケースもあります。
私たち夫婦も結婚前に、この介護の問題について細かく話し合い、どのように支え合っていくかを確認し合ったうえで納得して結婚しました。
親の介護は、多くの家庭で必ずと言っていいほど向き合う課題です。
結婚を考える際には、お互いの親の健康状態や介護に対する考え方を共有し、具体的なプランを話し合っておくことを強くおすすめします。
周囲からの理解が得にくい
年の差婚に対する世間の目は、思っている以上にさまざまです。
理解を示してくれる人もいれば、心の中で違和感や偏見を持っている人もいます。
なかには、ストレートに心ない言葉をかけてくる人も。
たとえば、

旦那さん、かなり年上ってことは…お金持ちなの?(=お金目当て?)
その歳の人と結婚って、妥協したの?
そんなに年上で、本当に大丈夫なの?
といった、無神経で失礼なコメントを受けることも少なくありません。
冗談のつもりで言っている場合でも、当事者にとっては不快だったり、傷ついたりすることもあります。
もちろん、そんな声は気にしなければ済む話ですが、現実には少なからず耳に入ってくるものです。
年の差婚を選ぶ以上、そうした“外野の声”を軽く受け流す覚悟も必要になってきます。
とはいえ、最終的に大事なのは、二人が幸せであること。
周囲の理解を無理に得ようとするより、自分たちの価値観を大切にして、しっかりとした絆を築いていくことのほうが、意味のあることだと感じています。
自分の老後が寂しくなる不安
年の差婚でよく言われるのが「夫に先立たれてからの人生が長い可能性がある」という不安です。
年齢差が大きければ大きいほど、どうしてもこのリスクは現実的なものになります。
たとえば、パートナーが10歳以上年上だとすれば、自分がまだ現役で働いているうちに、相手が定年を迎えるだけでなく、介護や看取りといった問題にも直面しやすくなります。
そしてその後、自分が高齢になってからの時間を「一人でどう過ごすか」という課題が浮上してくるのです。
実際、私自身も「夫のいない老後の暮らしを想像して少し不安になることがある」のは正直なところです。
だからこそ、今のうちからしっかりと備えておくことが大切だと感じています。
たとえば、
- 自分自身が経済的にも精神的にも自立できる仕事を持つこと
- 家族や友人等周囲とのつながりを大切にしておくこと
- 自分が動けなくなった時に備えて、住まいや医療・介護の準備をしておくこと
これらは、老後を穏やかに過ごすための大きな支えになります。
年の差婚は、今の幸せがある一方で、将来的な孤独の可能性を含んでいるのも事実。
でも、だからといって不安に飲み込まれるのではなく、自分らしい生き方を設計するチャンスでもあると思っています。
まとめ|年の差婚を後悔しないためのポイント
今回は、13歳年上の男性と結婚した私の実体験をもとに、年の差婚のメリットとデメリットについてお伝えしました。
正直、年の差婚には軽視できないデメリットもあります。
ですが、それ以上に今の夫との生活が心から楽しいと感じているので、私はまったく後悔していません。
デメリットがあるのは事実ですが、それらにどう向き合い、どう備えていくかを事前に考えておけば、不安はぐっと減らせます。
もちろん、今回挙げたメリットやデメリットがすべてのカップルに当てはまるわけではありません。
ですが、「自分にとって何が幸せか」を見極めるためのヒントにはなるはずです。
もし読んでみて、「これは自分には受け入れられない」と感じる点があれば、無理に年の差婚を進める必要はありません。
逆に、「それでもこの人と一緒にいたい」と思えるなら、年の差という枠にとらわれずに前に進む選択もありだと思います。
結婚の形に正解はありません。
大切なのは、「この結婚で私は幸せになる」という覚悟が決まるかどうかです。
今回の記事が、年の差婚に迷っている方の判断材料のひとつになればうれしいです。
では今回はこのへんで^^



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